中身モロ出し秘密基地

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「できればムカつかずに生きたい」を読んでいる序盤の話。

まさかの「序盤」で本に関する記事を書くという暴挙。
とはいえ、自分の中の備忘録みたいなものなので気にしない。

記事の最後のほうに引用元の作品のリンクを貼っておきます。
正しい引用方法がわからないため、間違っていたら教えてください。


序盤に以下の内容が書かれていた。
作者の田口さんに届いたメールについての内容。

十七年間、生かされただけ。
そう書いていた男の子がいた。
でも私は「生かされただけ」と書くことができたその子の力を信じる。「生かされただけ」と文字にして、私に送ってきたその子の力をなんだか信じられる。きっと。けじめのつもりで私にメールをくれたんだと思った。そう言えたら、そう書けたら、超えていける。言葉はそんな力をもっている。書けばいいんだ、どんどん書いて、体の外へ呪縛を開放しちゃえ、って思う。

できればムカつかずに生きたい (新潮文庫) 文庫 – 2004/2/28 田口ランディ


これは最後まで読めそうだと思った。
(僕は本を読むのが苦手だという前提を踏まえたうえで)


この本は、ずいぶん昔から実家にあった。
少なくとも、中学生のころにはあった。
誰が買ったのかわからないが、家に置いてあった。
タイトル、作者の名前、表紙だけが印象的だった。


中学生の頃だろうか…
読書が苦手なりに手に取って数ページだけ読んだ記憶はある。
ただ、その時の記憶は全くない。
それよりギターを弾くほうが楽しかったからだと思う。
今思えば、良い意味でも悪い意味でもガキだったなと。


それから十数年、「読書が苦手なのは思い込みかも」と思い始めてから
この本の存在とタイトルを思い出して読んでみた。

大人になったなと思う。

言葉はそんな力をもっている。
書けばいいんだ、どんどん書いて、体の外へ呪縛を開放しちゃえ。


ブログを始めたのはこの理由なのかもしれない。
この本の描写ほど大それた出来事ではないかもしれないが、
僕は自分を呪縛を開放するためにこうしているのかなと思う。
自分の思考を言語化すること。どこかに発散させること。


誰にも読まれなくてもいい。
誰に読まれてもいい。
読まれたうえで、どう思われてもいい。
大事なのは、この行為そのものだから。


この名義でどこまでやるか、いつまでやるかは決めていないが、
発散するべき大きな闇は持っている。
今になって、いろいろな世の中の仕組みや
人の感情や、それに伴う人の行動・言動、それらがわかってきた。


わかってきたという事自体が勘違いである可能性があるということもわかっている。
ある程度大人になってから気が付いてよかったかもしれない。
あまりに理不尽すぎて、今以上に心が終わっていたかもしれない。


もうボロボロの文庫本。
気に入ったら新しく自分用に買いなおそうかなと思う。